・子供が今度シャトルランやるって言ってるけど、そもそもシャトルランってなに?
・シャトルランにコツってあるの?どうやってアドバイスしたらいいの?
・シャトルランの平均値が知りたい
今、そんな「シャトルラン」について疑問に思っているお父さん・お母さんが急増しています。
今回は、そんなシャトルランについて文部科学省の公式文章や動画を基にわかりやすく解説します。
シャトルランという言葉を知らなかったお父さん・お母さんもこれで安心です!
この記事を読み終える頃には、
シャトルランとは何なのか、子供に教えるシャトルランのコツと、年齢・性別ごとの平均値、が分かるようになります。
それでは早速行ってみましょう!
トレンドの波に乗り遅れるな!トレンドサバイバー!
シャトルランってそもそも何?
シャトルランとは
「シャトルラン」とは、文部科学省が実施する「新体力テスト(新スポーツテスト)」の中にある「有酸素運動能力」の体力測定方法です。
2001年から採用され、正式名称を「20メートルシャトルラン」と言います。別名「往復持久走」とも言われております。
そう、お父さんお母さんも行ったことがある(であろう)学校での「体力テスト」。
その中の「持久走」にあたる新しい種目のことを言います。
2001年から採用された種目なので、2001年の時点で高校を卒業している方(おそらく1982年以前の生まれの方)は、この「シャトルラン」という言葉を知らなくても当たり前ということになります。
よかったですね!
2001年以降、この持久走の種目を「シャトルラン(往復持久走)」か「持久走(男子1500m、女子1000m)」で選択することになりました(但し、小学生はシャトルランのみ、中学以上は選択制)。
出典:文部科学省 体力・運動能力調査
シャトルランの内容詳細
- スタート地点とゴール地点(距離20m)にひかれた線の間を、制限時間内(音楽が鳴り終わるまで)に何往復できるかを測定します。
- 音楽は、一定の音楽(音階のド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ドの音と、ド、シ、ラ、ソ、ファ、ミ、レ、ドの音)が交互に繰り返しなります。
- 1回のドレミファソラシドが鳴り終わるまでに反対側のラインに片足をついていなければなりません。
- 音楽は約1分ごと(回数を重ねるごと)に早くなっていきます。
- 音が鳴り終わるまでに、2回続けて反対側のラインに足がつくことができなければ終了です。
- 全員一斉にスタートし、段々と人数が減って行き、最後の一人が終了するまで続きます。
(参考)分かりやすい動画がありますのでこちらをご確認ください。
この動画を見ると、音がかなりゆっくりで、「これだったら楽勝じゃん。何回でも繰り返せるよ!」と思いますよね?
甘くみてはいけません!そんなことをお子さんに言ったら怒られちゃいます。こちらの動画の2分くらいからみてください!全力疾走です。
シャトルランは、今のご時世でなかなか数の少ない「体力の限界に挑む」テストです。
数十人でスタートし最後の一人になるまで続く、まさに、生き残りをかけたサバイバルゲームです!!!
それ故、最後の一人に残るとクラスの中でしばらく英雄として扱われます。
シャトルランにコツってあるの?アドバイス方法は?
クラスの中の生き残りをかけたサバイバルゲーム。
そんなシャトルランで、我が子に少しでも長く走ってもらいたいですよね。
安心してください。コツあります。
シャトルランのコツ
スタートして序盤しばらくの間は、誰でも間に合うようなとてもゆっくりなペースで音が鳴っていきます。
そんな序盤で、あえて早く走ってライン上で待っている必要はありません。
音に合わせてゆっくり走り(早歩きやジョギング程度)、回数を重ねるごとにペースアップしていきましょう。
目安としては、ドレミファソラシドの“シ”でゴールラインに触れ、“ド”の音で身体を切り返しするのがおすすめです。
20mラインでターンする際、同じ足で切り返して常に同じ方向にターンする人が多くいます。
この場合、同じ足に負担がかかり、後々つらくなってしまいます。可能な範囲で、ターンする方向(ターンする足)を交互にすることをお勧めします。
とは言っても、利き足や得意不得意がありますので、必ず交互にする必要はありません。
例えば、「比較的楽な序盤は交互にターンし、余裕がない後半は利き足ターンにする」「◯回ずつ交互にターンする」など、やりやすい方法を見つけてください。
シャトルランは持久走と同じ扱いとなります。呼吸法も、持久走にあった呼吸法がお勧めです。
「2回吸って2回で吐く」や「2回吸って1回で吐く」など、一定の呼吸法で走ることがいいとされています。
しかし、無理をして慣れない呼吸法にすると、かえって苦しくなってしまい、回数が少なく終わってしまうこともありますので、自分が一番得意な呼吸法を見つけるようにしましょう。全集中!長距離の呼吸!
シャトルランの平均値が知りたい
シャトルランの回数やその他の体力テストの数値は、毎年、文部科学省で統計を取っています。
その中のシャトルランの数値を見ると、下記回数が全国平均となっています。
小学生・中学生・高校生それぞれの平均値
(小学生の平均値)
1年生 男子 19.37回 女子 17.12回
2年生 男子 29.91回 女子 22.91回
3年生 男子 37.03回 女子 31.02回
4年生 男子 45.42回 女子 36.64回
5年生 男子 53.60回 女子 41.89回
6年生 男子 56.54回 女子 46.49回
(中学生の平均値)
1年生 男子 69.90回 女子 51.78回
2年生 男子 81.40回 女子 58.67回
3年生 男子 91.82回 女子 55.60回
(高校生の平均値)
1年生 男子 78.21回 女子 48.67回
2年生 男子 83.29回 女子 48.82回
3年生 男子 86.01回 女子 44.33回
出典:2020年度 文部科学省調査(2021年9月公開)
いかがでしょうか。
この数値を見ると、男子は中学3年生、女子は中学2年生が体力のピークとなっていますね。
しかし、これはあくまで全国平均なので、この回数をクリアすればいいということではありません。
お子さんの体力を全国的に見る目安としてお考えください。
新体力テスト(新スポーツテスト)は、回数によって10点〜1点の点数が割り振られ、それぞれの種目の合計点で総合ランクが決まります。
A〜Eの5段階とされていますが、実は、隠しランクとして「S」ランクが存在します!
お子さんとの会話の中で、「ランク◯を目指そう!」という会話もいいかもしれません。
ゲームのクリアランクみたいでなんかワクワクしますね!
終わりに
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